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[日記]ユーロ危機

ユーロ危機

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こんな文面見つけましたが・・・、



いよいよモザイク通貨、ユーロが崩落しつつあります。
かねてより、
金融・経済情勢が良い時にはうまく機能し第二の基軸通貨として壮大な人口通貨となりえるユーロでしたが、ひとたび現在のような不調時にはひじょうに脆い通貨であると認識していました。

なにしろ、ユーロ加盟各国は自国の中央銀行を持たず、したがって金利の操作もできなければ、国債発行も(お題目上)自由にはできないのです。

PIIGS各国は強烈なデフレ政策をとるしか許されません。


...

【ユーロ】は対ドルで<ユーロ・ドル>は1.2740まで売り込まれ、<ユーロ・円>は118.84円まで売り込まれてきています。


ギリシャの10万人規模のゼネストが暴動に発展し、銀行等が放火され、3人が死亡、20人以上が負傷する事態になってきており、ギリシャ政府は対策がとれない事態に陥っています。



しかしいま、ユーロ危機は何もギリシャの金融だけにあるのではないのです。


【ドイツ】のCDSが48から55へ7ポイント上昇しています。
<その他のCDS>
ギリシャ  815(+73)
ポルトガル 448(+90)
スペイン  243(+36)


そして、


ユーロ圏の【失業率】が異常な高さになっており国民の間で不満が渦巻いているのです。

スペイン 20%
アイスランド 13.2%
ポルトガル 10.5%
ギリシャ 10.2%

ユーロ平均 10%

...

失業率ですが日本は5.0%に上昇していますが人数にして15万人増加の総数で《350万人》が完全失業となっており、企業が雇用助成金を受けて雇用している180万人をくわえますと日本の失業者数は実体としては《500万人》をこえる事になるのです。


今後、日本の失業率がユーロ圏並みの10%超になりましても何ら不思議ではなく年収200万円以下の低所得者層を加えれば国民の10%以上が失業者・生活保護受給者・貧困層になる恐れもあります。


政府はエコポイント・エコ補助金を導入して自動車・家電・家の売り上げ促進策をとっておりこれで関連企業は一息ついていますが、
このエコ補助金等を実施する財源は【借金】です。

国民も借金を増やし国も借金を増やしているのが今のエコ補助金・エコポイント制度であり、1000兆円近くまで国・地方の借金が膨れ上がった今、なんのことはない、需要を先食いしているだけのことであり、日本は今猛烈な勢いで下流社会に向かっており生活水準の引き下げという事態に直面しています。



ユーロ危機問題を対岸の火事と思っている日本人が多いですが、
昨今の「景気回復記事」を鵜呑みにしていますと、いつ自分の生活が横殴りでなぎ倒されるかわかりません。


...


残念ながら、昨年10月にロンドンで行われたヘッジファンドの会議では「日本は"新興衰退国"」と結論付けられました。


日本は【新興衰退国】というレッテルが世界中に宣伝されたのは強烈です。


人口は減る一方で、そのうえ天文学的な借金を背負っている日本。すでに臨界点は越えた、後は国債の消化に不備を起こし、金利の止まることのない上昇を招き、国家破綻へと至る、という日本破綻のシナリオは、もうすでに有力ヘッジファンドの間ではできています。
 
 
 
それにしても、今夜のダウは、無茶苦茶な反発です↑
 
先日の爆下げも、かなり怪しい~~、って都銀の方も言ってましたが・・・。
 
生保は、外資のドル建て(あまり意味がないが)、積立はユーロ、現金は、アジアの通貨、などなどいろいろと
 
ポートフォリオしてますが、タンジブル、バスケット相場とかの時代が、本当に来たりして^^; 

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